大和川周辺の歌碑

w:の金屋には以下の歌碑がある。

馬井手橋の歌碑

歌碑番号:奈良―２８

碑文

夕さらば（ママ）　かはず（ママ）鳴くなる　三輪川の　清き瀬の音を　聞かくし良しも

• 出典：万葉集 巻10-2222

ウィキソースに万葉集 巻10-2222の原文があります。

碑の概要

• 揮毫者：樋口　清之（歴史学者）
• 建碑：昭和47(1972)年11月5日
• 自然石（95×65）枠取凹磨（63×29）
• 初二句原歌と相違

碑の場所

• 桜井市金屋１７５南側
• 馬井手橋北詰の「佛教傳承之地」碑の左側
• 椿市観音入口の歌碑より街中を南200ｍ

外部リンク

• 18.夕さらば　かはず鳴く・・・ - 桜井市観光協会 桜井市の万葉歌碑

河川敷堤防

歌碑番号:奈良―関連Ｍ

碑文

三諸つく　三輪山見れば　こもりくの　泊瀬の檜原　思ほゆるかも

• 出典：万葉集 巻7-1095

ウィキソースに万葉集 巻7-1095の原文があります。

• 揮毫者：活字体（楷書）

泊瀬川　白木綿花に　落ちたぎつ　瀬を清けみと　見に来しわれを

• 出典：万葉集 巻7-1107

ウィキソースに万葉集 巻7-1107の原文があります。

泊瀬川　ながるる水脈の　瀬を早み　井堤越す波の　音の清けく

• 出典：万葉集 巻7-1108

ウィキソースに万葉集 巻7-1108の原文があります。

紫は　灰指すものそ　海石榴市の　八十の街に　逢へる児や誰

• 出典：万葉集 巻12-3101

ウィキソースに万葉集 巻12-3101の原文があります。

たらちねの　母が呼ぶ名を　申さめど　路行く人を　誰と知りてか

• 出典：万葉集 巻12-3102

ウィキソースに万葉集 巻12-3102の原文があります。

泊瀬川　流る水沫の　絶えばこそ　我が思ふ心　遂げじと思はめ

• 出典：万葉集 巻7-1382

ウィキソースに万葉集 巻7-1382の原文があります。

碑の概要

• 瓢形に数枚の陶版を並べ焼付け　ふり仮名・現代語訳付　最後の面には枕草子文記載
• 陶版6枚（75×127）陶版10枚（102×212）陶版18枚（143×280）陶版3枚（66×136）
• 記載は上流側より

碑の場所

• 桜井市金屋１７５　馬井出橋上流側の初瀬川右岸河川敷堤防
• 金屋河川敷公園（海柘榴市歴史公園）のところだと思われるが未確認

• これは金屋河川敷公園の場所で歌碑の詳細位置不明

大向寺橋の歌碑

歌碑番号:奈良―２９

碑文

こもりくの　泊瀬の山　青幡の　忍坂の山は　走出の　宜し……　荒れまく惜しも [白文表記]

• 出典：万葉集 巻13-3331

ウィキソースに万葉集 巻13-3331の原文があります。

碑の概要

• 揮毫者：有島　生馬（洋画家）
• 建碑：昭和47(1972)年11月5日
• 自然石（60×80）枠取凹磨（30×44）碑面には「十月亭書」と署刻

碑の場所

• 桜井市金屋１０２の北　大向寺橋北詰
• 前々碑より堤に沿い西へ一つ下流の橋

外部リンク

• 17.こもりくの泊瀬の山青幡・・・ - 桜井市観光協会 桜井市の万葉歌碑

参考文献

• 田村泰秀、富田敏子 編『萬葉二千三百碑』万葉の大和路を歩く会、2018年、7, 8頁。