「和爾下神社の歌碑2」の版間の差分

    リンクを追加
    提供：ManyoWiki
    ビジュアル
    タグ: 差し戻し済み
     
    (同じ利用者による、間の31版が非表示)
    1行目: 1行目:
    '''和爾下神社の歌碑'''は[[w:奈良県|奈良県]][[w:天理市|天理市]]の{{読み仮名|和爾下|わにした}}神社には以下の歌碑がある。
    [[w:奈良県|奈良県]][[w:天理市|天理市]]の{{読み仮名|和爾下|わにした}}神社には以下の歌碑がある。


    == 所在地 ==
    == 所在地 ==
    * 天理市{{読み仮名|櫟本|いちのもと}}町２４３０
    * 天理市{{読み仮名|櫟本|いちのもと}}町２４３０
    * 天理―奈良間のバスの櫟本バス停すぐ。又は桜井線櫟本駅東へ約1km
    * 天理―奈良間のバスの櫟本バス停すぐ。又は桜井線櫟本駅東へ約1km
    {{#display_map:
    {{#display_map:34.62014, 135.83508~和爾下神社~ ~~ ~A ;|width=400 | height=300 | zoom=14 }}
    34.62014, 135.83508~和爾下神社~ ~ ~ ~和爾下神社
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}




    17行目: 15行目:
    {| class="wikitable"
    {| class="wikitable"
    |- style="text-align:center;"
    |- style="text-align:center;"
    |{{Fontsize|large|さす鍋に　湯沸かせ子ども　{{Ruby|櫟津|いちひつ}}の<br>{{Ruby|檜橋|ひばし}}より{{Ruby|来|こ}}む　{{Ruby|狐|きつ}}に{{Ruby|浴|あ}}むさむ<br>白文表記 }}
    |{{Fontsize|large|さす鍋に　湯沸かせ子ども　{{Ruby|櫟津|いちひつ}}の<br>{{Ruby|檜橋|ひばし}}より{{Ruby|来|こ}}む　{{Ruby|狐|きつ}}に{{Ruby|浴|あ}}むさむ<br>[白文表記] }}
    |}
    |}
    * 出典：万葉集 巻16-3824
    * 出典：万葉集 巻16-3824
    37行目: 35行目:
    * 国道の赤鳥居内側の広場
    * 国道の赤鳥居内側の広場
    {{#display_map:
    {{#display_map:
    34.62014, 135.83508~鳥居横の歌碑~ ~ ~ ~鳥居横の歌碑
    34.619472, 135.831889~鳥居横の歌碑~ ~ ~ ~鳥居横の歌碑
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}
    {| class="wikitable"
    |- style="text-align:center;"
    |[https://goo.gl/maps/uWtTPeQdGcoJKGj28 Google Street Viewで見る]
    |}
    [[File:GoogleStreetView.png|link=https://goo.gl/maps/uWtTPeQdGcoJKGj28]]


    === 外部リンク ===
    === 外部リンク ===
    51行目: 54行目:
    {| class="wikitable"
    {| class="wikitable"
    |- style="text-align:center;"
    |- style="text-align:center;"
    |{{Fontsize|large|人麻呂「歌塚」<br> }}
    |{{Fontsize|large|人麻呂「歌塚」 }}
    |}
    |}


    69行目: 72行目:
    * 神社の参道途中左側の広場内の大樹の下
    * 神社の参道途中左側の広場内の大樹の下
    {{#display_map:
    {{#display_map:
    34.62014, 135.83508~人麻呂「歌塚」~ ~ ~ ~人麻呂「歌塚」
    34.619667, 135.834194~人麻呂「歌塚」~ ~ ~ ~人麻呂「歌塚」
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}


    81行目: 84行目:


    === 碑文 ===
    === 碑文 ===
    {| class="wikitable"
    |- style="text-align:center;"
    |{{Fontsize|large|{{Ruby|石|いそ}}の{{Ruby|上|かみ}}　{{Ruby|布留|ふる}}を過ぎて　{{Ruby|薦枕|こもまくら}}　高橋過ぎ<br>{{Ruby|物多|ものさは}}に　{{Ruby|大宅|おほやけ}}過ぎ　{{Ruby|春日|はるひ}}　{{Ruby|春日|かすが}}を過ぎ<br>{{Ruby|妻隠|つまごも}}る {{Ruby|小佐保|をさほ}}を過ぎ<br>{{Ruby|玉筍|たまけ}}には {{Ruby|飯|いひ}}さへ盛り<br>{{Ruby|玉？|たまもひ}}に {{Ruby|水|みず}}さへ盛り<br>泣き{{Ruby|沾|そぼ}}ち行くも{{Ruby|影媛|かげひめ}}あはれ }}
    |}
    * 出典：書紀歌謡 94
    * 作者：影媛
    {| class="wikitable"
    {| class="wikitable"
    |-
    |-
    |[[ファイル:富田201901-Nara-J001-a.jpg|200px]]
    |[[ファイル:富田201901-Nara-J001-a.jpg|200px]]
    |{{縦書き|{{Ruby|石|いそ}}の{{Ruby|上|かみ}}　{{Ruby|布留|ふる}}を過ぎて　{{Ruby|薦枕|こもまくら}}　高橋過ぎ<br>{{Ruby|物多|ものさは}}に　{{Ruby|大宅|おほやけ}}過ぎ　{{Ruby|春日|はるひ}}　{{Ruby|春日|かすが}}を過ぎ<br>{{Ruby|妻隠|つまごも}}る {{Ruby|小佐保|をさほ}}を過ぎ<br>{{Ruby|玉筍|たまけ}}には {{Ruby|飯|いひ}}さへ盛り<br>{{Ruby|玉？|たまもひ}}に {{Ruby|水|みず}}さへ盛り<br>泣き{{Ruby|沾|そぼ}}ち行くも{{Ruby|影媛|かげひめ}}あはれ
    |{{縦書き|{{Ruby|石|いそ}}の{{Ruby|上|かみ}}　{{Ruby|布留|ふる}}を過ぎて　{{Ruby|薦枕|こもまくら}}　高橋過ぎ<br>{{Ruby|物多|ものさは}}に　{{Ruby|大宅|おほやけ}}過ぎ　{{Ruby|春日|はるひ}}　{{Ruby|春日|かすが}}を過ぎ<br>{{Ruby|妻隠|つまごも}}る {{Ruby|小佐保|をさほ}}を過ぎ<br>{{Ruby|玉筍|たまけ}}には {{Ruby|飯|いひ}}さへ盛り<br>{{Ruby|玉？|たまもひ}}に {{Ruby|水|みず}}さへ盛り<br>泣き{{Ruby|沾|そぼ}}ち行くも{{Ruby|影媛|かげひめ}}あはれ
    |height=22em|width=20em|line-height=3em|style="text-align:left;"}}
    |height=22em|width=18em|line-height=3em|style="text-align:left;"}}
    |}
    {| class="wikitable"
    |- style="text-align:center;"
    |{{Fontsize|large|{{Ruby|石|いそ}}の{{Ruby|上|かみ}}　{{Ruby|布留|ふる}}を過ぎて　{{Ruby|薦枕|こもまくら}}　高橋過ぎ<br>{{Ruby|物多|ものさは}}に　{{Ruby|大宅|おほやけ}}過ぎ　{{Ruby|春日|はるひ}}　{{Ruby|春日|かすが}}を過ぎ<br>{{Ruby|妻隠|つまごも}}る {{Ruby|小佐保|をさほ}}を過ぎ<br>{{Ruby|玉筍|たまけ}}には {{Ruby|飯|いひ}}さへ盛り<br>{{Ruby|玉？|たまもひ}}に {{Ruby|水|みず}}さへ盛り<br>泣き{{Ruby|沾|そぼ}}ち行くも{{Ruby|影媛|かげひめ}}あはれ<br> }}
    |}
    |}
    * 出典：書紀歌謡 94
    * 作者：影媛


    === 碑の概要 ===
    === 碑の概要 ===
    109行目: 112行目:
    * 神社参道を拝殿の方へ進む
    * 神社参道を拝殿の方へ進む
    {{#display_map:
    {{#display_map:
    34.62014, 135.83508~参道の歌碑~ ~ ~ ~参道の歌碑
    34.619860, 135.834515~参道の歌碑~ ~ ~ ~参道の歌碑
    |width=400 | height=300 | zoom=14 }}
    |width=400 | height=300 | zoom=16 }}


    === 外部リンク ===
    === 外部リンク ===
    121行目: 124行目:


    == 参考文献 ==
    == 参考文献 ==
    * {{萬葉二千三百碑 | page = 5, 6 }}
    * {{萬葉二千三百碑 | page = 5 }}




    {{DEFAULTSORT:わにしたじんじゃ }}
    {{DEFAULTSORT:わにしたじんじゃ }}
    [[カテゴリ:天理市の歌碑]]

    2023年9月7日 (木) 22:34時点における最新版

    奈良県天理市の和爾下（わにした）神社には以下の歌碑がある。

    所在地

    • 天理市櫟本（いちのもと）町２４３０
    • 天理―奈良間のバスの櫟本バス停すぐ。又は桜井線櫟本駅東へ約1km


    鳥居横の歌碑

    歌碑番号:奈良―１９６

    鳥居横の歌碑

    碑文

    さす鍋に　湯沸かせ子ども　櫟津（いちひつ）の
    檜橋（ひばし）より来（こ）む　狐（きつ）に浴（あ）むさむ
    [白文表記]
    • 出典：万葉集 巻16-3824
    • 作者：長意吉麻呂

    碑の概要

    • 揮毫者：写本（西本願寺本）
    • 建碑：平成12(2000)年2月
    • 自然石（123×151）左に副碑（81×200）銘板（40×150）貼付け

    ギャラリー

    • 副碑と

      副碑と

    所在地

    • 国道の赤鳥居内側の広場
    Google Street Viewで見る

    外部リンク

    人麻呂「歌塚」

    歌碑番号:奈良―関連Ａ

    人麻呂「歌塚」

    碑文

    人麻呂「歌塚」

    碑の概要

    • 揮毫者：沙門元養
    • 建碑：享保17(1732)年3月18日
    • 切石（Ｈ約240） 「柿本寺僧森本宗範等建」との記述

    ギャラリー

    • 歌塚の人麻呂像

      歌塚の人麻呂像

    所在地

    • 神社の参道途中左側の広場内の大樹の下

    外部リンク

    参道の歌碑

    歌碑番号:奈良―上代１

    参道の歌碑

    碑文

    石（いそ）の上（かみ）　布留（ふる）を過ぎて　薦枕（こもまくら）　高橋過ぎ
    物多（ものさは）に　大宅（おほやけ）過ぎ　春日（はるひ）　春日（かすが）を過ぎ
    妻隠（つまごも）る 小佐保（をさほ）を過ぎ
    玉筍（たまけ）には 飯（いひ）さへ盛り
    玉？（たまもひ）に 水（みず）さへ盛り
    泣き沾（そぼ）ち行くも影媛（かげひめ）あはれ
    • 出典：書紀歌謡 94
    • 作者：影媛
    石（いそ）の上（かみ）　布留（ふる）を過ぎて　薦枕（こもまくら）　高橋過ぎ
    物多（ものさは）に　大宅（おほやけ）過ぎ　春日（はるひ）　春日（かすが）を過ぎ
    妻隠（つまごも）る 小佐保（をさほ）を過ぎ
    玉筍（たまけ）には 飯（いひ）さへ盛り
    玉？（たまもひ）に 水（みず）さへ盛り
    泣き沾（そぼ）ち行くも影媛（かげひめ）あはれ

    碑の概要

    • 揮毫者：清水　明峰（書家）
    • 建碑：平成2(1990)年2月18日
    • 自然石（192×111）枠取凹磨（161×88）

    ギャラリー

    • 歌碑全景

      歌碑全景

    所在地

    • 神社参道を拝殿の方へ進む

    外部リンク

    脚注

    参考文献

    • 田村泰秀、富田敏子 編『萬葉二千三百碑』万葉の大和路を歩く会、2018年、5頁。 


    「http://manyo.wpx.jp/w/index.php?title=和爾下神社の歌碑2&oldid=1917」から取得